ぱられるぱられるルルルルルー

プリンセスたちを応援しています

そういえば脱毛に通ってるんですけども。

いい加減やろうと奮起して6月から脱毛ラボに通い始めました~。
TLにやりたいけどやってないって人を結構見かけるのでご参考まで書いておく。

◆プラン◆
私は5箇所6回プランにしました。
部位5パーツはヒジ下・ヒジ上・ワキ・V・Iライン。
VIO3箇所をセットにするとほかが選べないし、ぶっちゃけOゾーンは脱毛行かねば!ってほどじゃないのでこうなりました。
肌は弱い方なので一応1回だけ単発で試させてもらって、なんともなかったのでそのあと6回プランを契約しました。
無料カウンセリングのときに、丁寧に説明をしてもらえるのはもちろん、プランや部位についても相談に乗ってくれるのは良かったな~。
多分だけど、そんなにガッツかなくてもお客はくるのでその人に合ってるものの中でしっかり売上につなごうって感じなのかな。
そういうところが銀座カラーとは違うっていろんなブログで見た(笑)


◆効果◆
元々、毛質が細くて量もそれほどないせいか、単発1回+6回中の2回の計3回が終わったいまで、腕とワキはもはやほとんど生えていない。イェーイ。
かみそり処理派だったので、肌の奥に見える毛でただでさえ黒い肌が余計に黒く見えていたのがなくなったのがかなり嬉しい。
既に予約前日に「あ、剃らなきゃ」ってやっと思い出す程度には薄いので、もう要らないんじゃねえかなって正直思っているくらいなんだけど、お金も払ってあるし、よぉ~く見るとまだ肌の中にうっすら黒いのも居るし、毛周期とやらの関係でまだこれからお目見えする毛がいるようなので、ちゃんと6回通おうとは思っています。
V・Iについては、まだ効果が感じられてないので、腕やワキがここまで効果覿面なのは元の毛質が細くて弱っちいからなんだろうな~。
なので、濃い目の人は3回じゃなかなか効果は感じられないんじゃないかな?と思います。
脱毛ラボのお姉さんいわく、本当につるっつるにしたいなら12回必要らしいので、濃い目さんは最初からそのプランにするか、通い放題にする方がよさそうですね。
私は気になる箇所が少ないし、毛量もないので全身プランにすると損かなと思って回数プランにしたけど。
今更になって脚もやりたいなーと思いはじめたので、VIは6回以上必要そうだし今の6回が終わったら今度は脚もやろうかなあと思ってます。
あと、脱毛ラボのVラインはサイドのはみ出しラインのみなので、日ごろ全部つるっといってる私的にはやっぱり全部やっちゃおうかな…と思いつつ、温泉とか行くときなあ…ってので悩んでもいるぅ。


◆施術◆
痛みについては、私はちっとも気にならなくて、気にならなすぎて逆に「本当に効いてんのか?!」って感じ。
あ、でもVラインはさすがに多少しっかりした毛質なので、剃りが甘いとじわっと熱いかも?
あまりにも痛くないのは意外に弱点なのかもしれない。何となく効いてる気がしないから。私だけかもだけど。
自分でシェービングをしてから行くわけですが、私の通ってるお店はそう厳しくないのか追加料金でシェービングされたことは今のところない。
V・Iは処理あまくないだろうかっていつも自分で思うくらいなんだけど。
脱毛ラボは施術以外のコストを徹底的に削減しました!っていう風土のお店なので、施術室はなんかピンサロ感ある間仕切りだしオシャレ感はゼロだし、施術自体も瞬く間にという感じ。
私はエステティックな雰囲気を求めていないのでこのくらいカジュアルな方が気楽だけど、そうじゃない人には向いてないかも。
施術自体で気になることは特にないけど、個人的にとっても気になるのはVI終わった後の照射用ジェルの拭き取りが甘いので(場所的にゴシゴシ拭くわけいもいかないんだろうけど)、内腿がべたべたするとこ。
早くお風呂入りたいよぉおおおお!って思いながら帰ってる(笑)
ウエットティッシュやティッシュはご自由にお使いくださいって置いてはあるんですけど、なんかベタつく…
気になるのはそこくらいかしら。


◆予約◆
私の通っている店舗については、大体いつも行きたい日に行けてます。
なので、世間でいうような予約とれないよぉ…ってなことは今のところ一度もなく。
学生のお客さんと平日休みの大人が多そうな店舗なので、逆に私みたいな会社の近くのお店に平日の会社帰りに行きたい人の時間があいてるのかな?と思う。
ミュゼと脱毛ラボは使っている機械が一緒で、その機械がとても良いらしいというのは知っていたのでどちらかにしようと思っていて、それで脱毛ラボに決めた理由は、
・ミュゼより予約が取りやすい
・会社から近い
・月1で行ける
の3点だったのですが、やっぱりこの3つがあるからこちらにして良かったな~と思っています。
あと私の大好きな辻 希美さんが広告塔だからさ!!!!!!w
ミュゼくらい予約がとれなくて3ヶ月に1回だとなかなか効果が実感できるまで長そうだなと思っているので、私くらいせっかちな人には脱毛ラボの方がいいのかもしれない。

今のところ3ヶ月通って思うのはこんな感じでしょうか。
まだあと4回残ってるので、また進展あれば書こうと思います~

帝劇版エリザベート


3ヶ月くらい楽しみにし続けてきた帝劇エリザベート行ってきました!
この日の役代わりは以下のとおり。
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城田トート×お花様シシィ×大我ルドルフでチケットをおさえて8/4になったんですが、まあその後の電車の運行状況がエリザベートよりよっぽど悲劇だったので別の日にすればよかったと後悔している…w

私はこれまで劇場でも映像でも宝塚版しか見たことがないので、どんなもんかなあと思いつつの観劇だったのだが、よく言われるように宝塚は御伽噺で、帝劇版は生身の人間の物語という感じは確かにした。
演出や演者はそれぞれ「これはこっちの方が良かったな~」というのがあって、同じものから同じ人(イケコ)がこんなに違うものを2つ作ったことがすげえな~ただのセカセカ歩くおぢさんじゃないんだな~って(笑)

おなじみのナンバーの歌い方の違いや歌詞の違いもおもしろくて、帝劇版のCDちょっと欲しくなっちゃった。
歌詞カード見て宝塚版と比べたいなあ。

ひとりひとりの話をすると、まず始めに城田トートのビジュアルの説得力がすごかった。
大きさが他の演者と圧倒的に違うから異形の存在だということがこれでもか!と思い知らされて、その異質さにちょっと寒気がしたくらいだった。
歌も期待よりもずっと良くて、手塚部長ってばご立派になられましたね…!!!
お花様があまりに華奢で小顔なせいもあるけれど、城田のあの大きな手が頬に添えられたときの「悪魔に喰われる」感とっても良かったです。トート閣下は悪魔じゃなくて黄泉の帝王ですけど。
みりおトートとシシィにあった紫の上計画的な空気とは違って、城田トートは例えるならば黒執事のセバス→シエルみたいな崇高な獲物を狙い続けてるっぽさがあったなあと思う。
結構アグレッシブな動作とか挙動が多いのに、登場はいつもヌルヌルしてるのがちょっと面白かったりした。
そのヌルヌルが余計に獲物を狙ってる感になってるのかな。
ルドルフのシーンは後述するとして、最後の方のマエストロのところ好きだな~あれはもう一回みたいな。
あの演出とっても好きなので宝塚版でもやってほしかった。
まあ、なんだ。
とりあえず城田でっかかった!(雑)
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お花様シシィは、これが伝説の……ハハァー!と跪きたいくらい。圧巻でした。
何ていうんだろう、乗り移ってるのか取り憑かれているのか実は本人なのか?っていう境目の分からなさがあって、どの年齢のシシィもちゃんとその年齢に見えるし、魂の叫びみたいな歌なのにはずさないところがすごかったなあ。
もうひとりの人は・・・あの難しいお歌はだいじょうぶなのかな・・・w
これが宝塚の100年さんか…と感動しきりだった。
少女シシィが可愛くって可愛くって、トート閣下ってば結構ろりこんだなって…w
実年齢を知っててなお少女に見えるんだもんすごいよねー。
宝塚版にはないシーンがあったからこそ、シシィの心情の変化が見えるようになるところも大きくて、やっぱり宝塚版の主役はタイトルロールではなくトートなんだなあって思ったりした。
宝塚版を見てのエリザベート像は王家のしきたりに耐えられないわがまま娘って感じだったんだけど、帝劇版を見るとあの時代にしては先進的な考え方をしてるだけのひとりの女だったんだな~と思えるようになった。
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京本ルドルフ大我ちゃん。
最高でした。
じゅったんの(暫定)シンメは本当にすごいな!!!
大我はお歌はうまいけど発声がというか発声に限らず全てが儚くて手折られそうっていうイメージが強かったのでちょっとドキドキしていたんだけど、良い意味で私の知ってる大我じゃなかった!
素晴らしい!
第一声の♪ママとー僕は似ていーる♪の声が、エッ?!これ本当に大我?!ってなるくらい劇的に違っていて、2幕が楽しみでしょうがなかった~~!
1幕はミルクではじめてのおつかいしてるのとっても可愛かったです。
見つけられるかしら?って思っていたけどあからさまにひとりだけ画素数が違っていたので迷うべくもなかった(笑)
知ってはいたつもりだったけど、大我ってとびきり美しい男の子なんだなあと思ったものです。
線が細いから最後まで少年にしか見えないというのはまあちょっとあったんですけど。
毎度毎度ジャニの子の舞台でいっちゃうんだけど、姿勢はどうにかしよう…。
現代っ子だからな~と思うけど、肩が丸まっちゃってるんだよね。
おびえの演技のときはそれでいいけど、そうじゃないときもカーテンコールのときもちんまくなってるのがちょっと見栄えが良くないなあと思って。
胸張っていきましょう。エーザイ


で、お楽しみの闇ひろからのルドルフの死。

宝塚版はトート閣下が背後から操る感じに手を添えて、ルドルフがバーンした後にキスして退場だけど、こちらはトート閣下とキスした後で抜け殻ルドルフが自らバーンするのね。
脳内の予定と違ったのでびっくりした。
ついでに言うと、ガチでキスしてたのにもびっくりした。
個人的な好みとしては、このシーンのモーションは宝塚版の方が好きかな~。
でもでっかい城田トートに持ち去られる大我ルドルフ良かったです!
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この日はなんと京浜東北が死んだ日だったので、エリザベートからもらった満足感が交通網大パニックで失せてしまい大変に悲しかったですw
もう1回行きたかったな~
育ルキーニさん見たかったな~

宝塚×ハロプロでショーを考えようというメモ

宝塚のひとにやってほしいハロプロ曲という質問をaskでいただいたのを機に、楽しくなってしまったので、試行錯誤を重ねプレイリストを作っては消しながらショー演目を作り出してみた。笑
ハロプロ曲縛りだったはずが、娘。とベリちゃんしかないけれど、そこは大目に見てほしい。



Happy Night
幕開きで2番手とトップ娘役にエネルギッシュに歌いながら出てきて欲しい。
2番手とトップ娘役が銀橋で歌う図が目に浮かぶ~~~

Say Yeah!もっとミラクルナイト
トップ様ご登場で、ショーの主題歌。
「体重計乗ってナンジャコラナンジャコラ」は肉ジェンヌの皆さんにやってほしいところ
途中のコメント部分はトップコンビに銀橋センターでやってほしいな~
「諸君達も共に楽しもうではないかー!」

色っぽいじれったい
トップコンビでややラテン調ダンスというよくあるやつ。

タ゛ーリンIloveU
別格さんと路線下級生たちによるコメディ感あるコーナー
宝塚幻想曲のバスケのシーンみたいに女神さまときゃぴきゃぴ娘と男役でハーレム状態でやってほしいな

Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~
鉄板かなって。
っていうか今気付いたんだけど、この曲シングル発売時って冒頭の「愛をください」がガキさんだったのはエトワールだったってことよね。
ミーマイのランベスっぽいよねこの曲。

負けるなわっしょい
わたし大好きなんすよ負けるなわっしょい…。
そもそも本家のハロコンでのパフォーマンスの総踊り感が意外にしっくりきたので、中詰めにむけてこのあたりで。

ROCKエロティック
これも鉄板かな。
若手路線×ベテラン娘役で背伸びした大人コーナーにするのがいいかなあ

ちょっとイカしたPUREBOY
中詰め!w
それにしてもちょっとイカしたPUREBOYなんてよく存在を覚えてたなあ自分って感動しました

TAKARAZUKA∞夢眩でいうところの夢眩少女をやってほしくて、曲を探しまくった結果まさかのOG曲に…w

ヒロインになろうか
ここからフィナーレに向かってカッコイイのたたみかけ。

マジですかスカ
ロケットといえばこれかなっていう安直な発想。
♪こう言うのよ 「幸せ!」♪のあとにお決まりのヤァ!って掛け声を入れたい。


夢を一粒
まさかのBerryz仮面曲で燕尾前の娘役さんの群舞。
この曲、娘役さんの群舞に合いそうだな~と思って。

SONGS
これも鉄板かな。
大階段×黒燕尾が最も似合うハロプロ楽曲ですよね。
というか、本家のプラチナ9Discoのときも衣装が黒燕尾とか軍服に匹敵する感じのやつだったし、セットの階段を多用したパフォーマンスだったので、プラチナ期という高橋愛花總まり体制の象徴だったな~と今更ながら思うのであった。

雨の降らない星では愛せないだろう
この曲のオケ、デュエダンに向いてる気がする~
ハロコンの締めがやたらこの曲だったころはオイオイって感じだったけど、いま聞くと結構いいなと思う

Say Yeah!もっとミラクルナイト
エトワールが一体どこを歌うのかが問題だ…

中山可穂「男役」


ムラ帰りの新幹線の中で何か小説でも読みたいなあとふと思い立ったので、ハードカバー重てぇな…と思いはしつつ、前から気になってはいたこの本を手に取ってみた。
ソリオの本屋でレビュー本の隣にこれみよがしに置いてあったから…




トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈落に棲みつく宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演の主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは―。男役という稀有な芸への熱いオマージュを込めて中山可穂が情感豊かに描く、悲しく切ない恋愛幻想譚


中山可穂さんという作家さんのことはこの本で初めて知ったのだけれど、私好みの文体だったのでとても読みやすかった。
ふだんは百合描写がかなり強めの人だというのは読んだ後で知ったので、ちょっと他のも読んでみたいなあ。

内容としては、よく出来た宝塚版オペラ座の怪人風夢小説といった感じかな……
とても良く出来た夢小説なので、私は嫌いじゃなかったんだけど、うん。夢小説だった(笑)
ドラマチックなようでいてその実チープっていう設定が多くて、ちょっとめまぐるし過ぎたのかも。
あとは結局どの人の思いを描きたかったのかがどうも伝わってこなかったというか。
いろんなことを書きすぎているのかもと思った。
作者ご本人は現代能楽集として執筆したそうなので、おそらく主題は亡霊:ファントムさんの恋だったのだと思うのだけれど、それにしては如月すみれというトップ男役の人間的な深みの描写が良過ぎて、私はどうもこちらの方がメインに見えてしまった。
如月すみれのことがもっと知りたいなあと思う。
彼女がどうして男役であることに拘ったのかや、半年の休演の謎や、ファントムさんとの長い年月のこと。
終わり方が、続編書く気まんまんだよ!って感じだったので、続編があるならここに期待したいなあという感じ。

あと、ものすごくさら~っとひかるとレオンの関係についての描写があったけれど、ここは下衆な興味心でもっと深く書いて欲しかった(笑)
それはともかくとして、この二人のシーンは若い子らしいというか下級生らしい瑞々しさがあって読んでいて楽しかった。チャリンコ2ケツで(しかも大声で歌いながら)稽古場にやってくるの想像して思わず笑ってしまう。
そりゃ組長さんから大目玉くらうわ。

レオンというキャラクターは、出番は多いのになんだか扱いがモブっぽくて、でも私は彼女のこと結構好きだなあと思う。
「レオン」といえば皆あの人を思い描くと思うのだけれど、特にキャラに似たものもないし、ひらがなしゃべりでもないのでなんであの名前にしたかはちょっと謎。
どっちかというとまあ様っぽい?というイメージ。私は。

レオンだけでなく個々の登場人物に特にモデルはいないらしいし、読んでいても「このキャラはこの人だな」っていうのも特になかったのだけれど、何故だかずっとファントムさんをあさこトートでイメージしていて、本文中で何度となくファントムさんは黒燕尾をまとい羽根を背負っているという描写を読みつつも、私の中ではトート閣下の衣装だった。なぜだ。

たぶんこの本を私がその気になれば宝塚に入れると思っていた中1~2くらいの夢見がち期に読んでいたら、夜も眠れなくなるくらいのときめきを抱いただろうなあと思う。
そういう心の煌きみたいなものはなく「夢見がちだけど嫌いじゃないわ」という感想に成ってしまうあたり、私も大人になったもんだと思った。
宝塚ファン的に見ると、露悪的な描写がないことと、作者が敬意をもって題材にしていることは伝わってくるので、悪く無かったと思う。
変に内情を知ってる風の書き込みもしないし、宝塚モチーフ作にありがちなドロドロもない良いファンタジーだったなあ。
私は小説は写実的であればあるほど良いとは思わないので、これは心地よくちょっとチープなファンタジーとして評価できると思う。
夢小説みたいにチープな設定は多いけれど、それこそがこの本をすみれの園の御伽噺たらしめる大きな要素なのかもしれない。





以下、ネタバレありですので、未読の方にはおすすめしません。

チャメ(主人公ひかるの祖母でファントムの相手役)の認知症設定、要らなかったと思う。
クライマックスでチャメの魂がファントムに抱きかかえられて劇場を出て行くシーン(=死)はチープではあるものの、うっとりとするほど甘美で耽美だし、いいクライマックスだと思うので劇場で静かに死を迎えること自体は悪くなかったと思う。
ただ、別に認知症にする必要はなかったなあ。
チャメが自分の意志で孫娘が、自分の相手役の命を奪った作品の新人公演を観に来てそこでファントムと再会して看取られた方がドラマチックだったんじゃないかしら。
唐突な、たくましすぎる認知症患者がいつのまにか劇場にたどり着いてたみたいなのはちょっと違ったと思う。
とはいえ、「私はあなたの相手役のトップ娘役よ」ってファントムさんに言ってお姫様抱っこで劇場から連れ出してもらうのを要求する消えていくチャメさんのところはぐっときたね。
たった2日間だけしかトップコンビで要られなかった二人だけれど、いいコンビだったんだろうなあ。
ファントムさんは娘役だからというのではなくて恋愛感情でチャメが好きだったそうですが。
脚本家を含めてのこれまたチープな三角関係でさ~~~。いいけどよ~。


あと、ファントムさんがとにかくひかるに手を貸し過ぎだった。
百歩譲ってチャメに自分の姿を見せるために新人公演でひかるにとりつくのは許せるけど、ことあるごとにひかるにとりついてセビリアの赤い月を演じてみせるのはちょっとどうなのよ~って思っていた。
そこは自分でやらせないの?ちょいと世話焼きさん過ぎない?と私は思った。

クライマックスで、最愛のチャメを看取ってから誰もファントムさんには会っていないってことだったから成仏したのかなあと思っていたんだけど、ご存命(?)だったのでこれはまだまだ続きがある可能性あるなあという終わり方だった。
自分も舞台上で死んでファントムさんになりたかった如月すみれがこれから東京での退団公演でどうなるのかはとっても気になるけれど、ファントムさんはムラから出られないらしいので、そこはもう逸話みたいな形でひかるが語る形でしか分からないんだろうなあ。




1789-バスティーユの恋人たち-


たいそう久方ぶりに月組さんを観てきました~。
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いやあなんかもはや懐かしかった…そうそうこれですよね月組!っていう独特の感じ。

さて。とりとめもなく感想をつらつらと。

幕が開いてすぐに「あっこれみりちゃまトップの組じゃ無理なやつだ…ってなるよ」っていう予言をされていたので何かと思ったら壁登りのことだった。
…うん、無理だと思う。
Remember ロミオのバルコニー登り。
真咲さんは本当に運動会で活躍する中学生男子みたいな体捌きだよね…走るの速そう。

私の一発芸のひとつにまさきオスカルのモノマネっていうのがあるんですけど、それと同じ感じのいつものセリフ回しだったので、良く言えば悲壮感が強過ぎない、悪く言えば明る過ぎるっていう不思議な主人公像に感じたかなあ。カズヤのドリボが足りないっていうか。
真咲さんがどうこうっていう以前に、ロナンっていう人間の描き方の問題なんだろうけど、徹頭徹尾「おれは大海の藻屑でしかないけど!」が強過ぎて、印刷所での新参者だけどみんなに慕われてるっていう長所があんまり活かせてなかった気がする。
帝劇版ではもうちょっとロナンのパーソナリティの掘り下げがあるのかなー?

ちゃぴトワネットは言うことなしの天才的な仕上がりだった。150点あげたい。
だんだんと変わっていく内面が表情で良く伝わってきたし、歌も圧巻だった。
衣装もすごくて、ちゃぴが出てくるたびに釘付けになっちゃったね。
今までのアントワネット像とはまたちょっと違う感じで新鮮だったし、政治の話してるときのつまんないつまんないつまんなーーーーいみたいな顔も大変かわいかったです。
あと、これまでのアントワネットよりも母性が強い印象があった。
子供たちが役として出てくるからなのかな~。
ところでスカピンでは生き残ったルイ・シャルルだったちゃぴがいまやその母になったのね…胸熱。
ありちゃんのフェルゼンはちょっと幼い印象が強くてフェルマリ萌えは正直しなかったんだけど、ああいうフェルゼンを好きなマリーちゃんっていうのは新しい感じがして、世のアントワネット像よりずっと子どもで強めで聞かん坊な感じのちゃぴトワネットなら然もありなんという感じはしたかな。

アルトワ伯のみやるりちゃんはとにかく事前情報として聞いていた「性的に不能」に違いない」のイメージが強過ぎて、出てくるたびに「…不能の人だ……不能…あんな顔して不能…」って思い続けていた。つらかった笑
アルトワ伯はSchwarz Stainにいそうでたまらないビジュアルをしていた。
相変わらずみやるりちゃんは華奢だな~折れそうだな~と思っていたけど、前よりお歌も演技も良くなったような???
なんとなく前よりも華があるなあとぼんやり思った次第です。
なぎなさんは、おもむろにパレ・ロワイヤルの木に手を突っ込んだときは気が狂ったかと思いましたが小道具が画されてただけでした。チャンチャン♪
今回だけに関していえば、実質2番手の役なのはこっちなのかな~って思ってたけど番手狂わし階段見てたらもうどうでも良くなったね。
♪計画通りうまく運ぶわけはない~予定通りいかない番狂わせ おもしろ…くないよ!!!!別に!w

マギーさんは徹頭徹尾っょそぅだった。
絶対立ち向かいたくない。怖い。

特に目立つ場面があったわけじゃないけれど、トシさんは相変わらずのイケメンだった。
シトワイヤン側で唯一の目の保養だったァ…。
ボディーパーカッションのときロックオンしてずっと見てたんだけど、本当カッコよかったな~。きゅんきゅん。

そうそう、ボディーパーカッションといえば、たまきちの第一音がすげえってみやるりちゃんがカフェブレで言っていたとおり本当に凄みがあった。
で、お次の真咲さんが昨日は運悪くスカッてなっててOh my GOD……だった。
なんだろう重量感の違い?
個人的にはたまきちはロベスピエールみたいな坊ちゃんシトワイヤンじゃなくて、もっと生粋の貧乏から這い上がってきた人の方が似合う気がするんだよね。あの生命力強そうな感じが。
だからこそ月雲の皇子2幕は良かったなと思う。1幕は完全にちなつが主役だったけど。
着実に次期狙いなたまきちなので、さぞや実力もほども…って思っていたんだけれど、下級生のころから割りとオールマイティに高得点出せるタイプだったからか目に見えて成長したなあっていうのはあんまり見えなくって、うーん?と思った。

あーさちゃん世界一かわいいねぺろりんちょ。
秘密警察3人は可愛いし出番多いし面白いし癒しだしお得な役だった。
超かわいかった。
まじぺろぺろりんちょだったので、逆にラストの演出やショーのときのキリっと感にギャップ萌えできて良かったなあ。これから月組を観るときはあーさちゃんも観ようと思いました。


礼華はるチャン。。。
いや、まあ、みんな「誰?!」って感じですよね。101期生です。
母とそのお友達の皆さんでわいわい観劇だったんですけど、幕間で「ひとえちゃんにすんごい似てる子がいない?!!!」って話題になってパンフレットを熟読した結果、礼華はるチャンだと判明。
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まあ2幕は探した探したw
自分で言っちゃうけど、マジで顔が高校生の頃の私に瓜二つであるw
でも私と違ってお顔はちっちゃいし背が高くて(なんと公称178センチ!)手足が長いので、いつか日の目をみるときが来るといいなあと思ってこれからじんわりと応援しようと思いますw
配属は月組だそうだしこれからも観ることありそうだなあ。

そんな感じで月組は相変わらずの真咲帝国でした。
またモノマネの練習しようと思います。

レット・バトラーは現れないので。

言われるまですっかり忘れていたけれど、私は小学校の卒業文集の尊敬する人に「ジョセフィーン・マーチ(若草物語)とスカーレット・オハラ」と書いていたらしい。

「すごいよね、11歳にして非モテ極めてるよね!」
と、幼なじみ(新婚さん)に嬉々として報告された。
(イラっとしたので死ねっていうスタンプを30連打で送り返しておいた)

事実として、割と最近になるまで私はいわゆる強い女に憧れていた。
男に媚びない強い女という幻想に。
でも実際は、それなりに女を使える賢い女の方がずっと強いことには気付いていたけれど見ないふりをして今まできた。
だって私にはそんな風に生きることは出来ないと分かっていたから。

昔から愛想が無いとか気が強過ぎるとか言われてきた。
人に好かれようという態度をうまく取れないし、どうすれば好感を持ってもらえるのか昔からさっぱり分からなかった。
分からないものにはなりようがなくて、だから強く気高いあまりに敬意を持って愛されるジョーやスカーレットみたいになりたいなあと思っていた。
とはいえ、私はその二人みたいに極めて優れている部分がある人間ではないので、そんな人生が叶うはずもなく、じゃあ自分に最大限プライドを持って生きられるようにしたいなと思った。

そうしてたどり着いたのが、天上ウテナの「潔くカッコよく生きていこう」精神だった。
自分なりに潔くカッコよく生きることは楽だった。
自分が誇れる自分でさえあればよかったから。
気が強くて力持ちみたいな感じで自分を持っていて面倒見がよくて、そして男に媚びない自分っていう当時の私のことを私はとても好きだった。

だけど、それじゃ恋は叶わない。
普通の男の子は、ジョーよりもメグやエイミーが、スカーレットよりメラニーが好きだから。
単純な話だ。
そこで私がもっと賢く振る舞えていたら、くだらないプライドに重きをおかずにいられたら、良いことがあったかもしれないけれど、私は私を捨てられなかった。

一般社会に出たら私はその、カッコいい私のままではいられない。
あれが通用したのは私たちのリトルワールドたる隔離された世界だけだったから。
社会にとっての私なんて、何の強さも価値もない、ただの可愛げのない気の強い女にしか過ぎなかった。
そうして私は25をすぎてやっとこさ妥協を覚えて、女としてうまく立ち回ることを覚えた。
覚えたけれどもう手遅れだった。
そういう風に最近感じる。

強くあることと強く見せていることは違うし、強くあろうとすることがひどく疲れることも知っているけれど、自分のプライドのために頑張ることでしか自分を律することが出来ないという手癖がついてしまっていて、芯の部分が腑抜けてしまった私は何も頑張れないから、今の自分が好きじゃない。
うまく生きることができるようになったのは事実だし、それによって徳が出来るようになったことも事実だ。
だけど、自分のことが好きじゃないから、何も誇れないなあと思う。
こんなことならスカーレット・オハラになりたいまま、自分は自分のままでいつか出会えるかも分からないレット・バトラーでも待っていた方が良かったんじゃないかとすら思う。

丸くなったねとか、大人になったねとかいうことを最近よく言われるけれど、それは本当に良いことだったのだろうか。

あの頃エリザベートのことは知らなかったけれど、知っていたらきっと好きだといっていたと思う。
今の私にはとんでもないわがまま女としか思えないけれど、昔の私なら自分のテーマ曲に「私だけに」を選んだろうとも思う。
今の私は「私だけに」も「私が踊るとき」も似つかわしくない。
つまんねー女になったなあと思う。

私があの頃の私のことを嫌いじゃなかった男の子のことだけが今でも好きなのは、彼らがいつか私のレット・バトラーになってくれるんじゃないかと思っているからかもしれない。
こないだお世話になってる人に、「ひとえちゃんの無駄に崇高な魂にあの子が追いつくにはあと10年くらいかかる」って言われたけれど、そこで追いついてくれるなら本望だなあと思う。
あの子はみんなが思うよりずっといい子だと私は知っているけど、魂のレベルが低過ぎるっていうのもちょっと分かる(笑)
幼稚園児だったころ、両親が面談で園長先生に「あの子はどこかただの子どもではない強く光るものを持っているので、確かに普通の子とは大きく違ったところはあってご両親が気に病むのは分かりますが、普通になるよう矯正するような教育はなさらないでください」と言われたことがあると父から聞いた。
母親にはそこを矯正する方向で育てられたので、結局はどこにでもいる普通の人にしか育たなかったけれど、前述の「無駄に魂が崇高」っていう評価をきいたときにこのことを思い出した。
これ以外にも時々そういう風に言われることはあったけれど、結局私は平凡なひとりでしかないので、そこにどういう付加価値をつけて自分の納得できる自分に成れるかばかりいつも考えている気がする。
人に好かれるより認められるより、自分が自分を肯定したいだけなのだ。
私はエリザベートという人のことがあまり好きではないけれど、自己肯定>他者からの好評価という生き方をしているという意味では理解できる人かもしれない。
もう一度、「私だけに」を背負える女になるか、平凡に幸せな女になるために妥協をするか。
30になる前に決められたらいいなあと思う。

NOダメージのそのわけは。

先週いろいろとありまして、ふじがや担の割合が多めの私のTLはいつになく静か~で何だかとっても寂しい。
私はあまり「マジ恋」系の人と相性が良くないのでそういう層の人はそもそもフォローしていないはずなのに、それでも何だか静かである。
当の私は、「…あれ?これって結構な大事件なのもしかして???」とか思っているくらいのNOダメージっぷりで、そんな周囲についていけないコンプレックスが産まれ始めているので、本件に対して自分なりに自分の感情を考察してみた。


私は、自分のことを知りもしないテレビやステージの向こうの人間にマジ恋ができるという体質の方のことが理解できない。
どうせ誰か付き合ってる人はいるだろうし、自分には1ミリの可能性も無いし、何か出てきたときに傷つくのが目に見えているのに投資を続けていてすごいなあと思う。
テレビの向こうと擬似恋愛をすることで生活に潤いが持てるという側面は分からなくはないけれども。

そういう営業スタイル自体は「有り」だとは思う。
但しそれはリスクもとても大きく、そういう営業スタイルで売っている以上はタレント側も供給する商品に対して品質の維持をすることが義務だとも思う。
そういった考えから、今回のようなことが起きた場合タレント側もマジ恋勢も損しかなくてかわいそうだなあくらいの気持ちでいる。
夜にその情報がRTされ始めたときには「これでマジ恋勢死滅したらツアー楽だぞうぉおおおお」くらい思っていた。
いや、これは今も思ってる…

私の周りにはいわゆるドリ小的なマジ恋系の人はあんまりいないし、相手も相手なので、特に盛り上がりも無く終了だろうと予想していたのだが、意外にも非マジ恋層も滅する危険を感じ始めた。
マジ恋じゃなくてもつらい理由とはなんだろうと思って、そういった方々のツイートを見ると概ね「現実感の肯定」を嫌悪して現状に至っているように感じた。
本当はプライベートではそれなりにいろいろあるんだろうとは思っていたけど、という前提ありきで好きでいることと、これが現実として晒されることは大きく違う。
だから「キライになったわけじゃないけれど、今までみたいに可愛いorカッコいいとは思えない」という心境に至る。
今まで思い当たらなかったので気付かなかったのだが、なるほどこれは筋が通っているなあと感じた。
私自身はテレビの向こうの人は自分とは関係の無い人だと思っているので、その人が選んだ相手が自分の好みかどうかでタレントへの評価は正直変わるけれど、基本的にはどうでもいいと思っていたが、「少女マンガ脳でどこか現実感がないたぃぴちゃん」というキャラクターはとっても好きなので、現実感が出来ることによりそれが破壊されたことには確かにテンション下がるなあと、他人様の思いを見て初めて思った(遅い)

さて、では私は何故にNOダメージでここまできたのか結論を話そう。
簡単なことだ。
私が頭の中でかわいい~と思っているたぃぴちゃんという生き物は、もはやふじがやたいすけくんという人とは別物なのである。
私の頭の中のたぃぴちゃんはちょっと卑屈だしだいぶオネエがかってるし、何をしても大体可愛いし、何なら愛藤 陽希ちゃんという娘役トップスターだ。
もはや本人の面影の方が薄い。
私にとってジャニーズの子たちはあくまで趣味であって生きることではないので、関連事象をまじめに考えることは放棄している。
自分の頭の中のたぃぴちゃんにとって不都合な「ふじがやたいすけくん」からのアウトプットは黙殺するし握りつぶす。
これはアイドルをいわゆるアーティスト病にしてしまう最大の要因であるし、本当の姿なり現実からあまりにも目を反らし過ぎなファン活動ではあるが、こうやって生きるととにかく心の平穏は保たれる。そして楽だ。
趣味で苦労するのはもう嫌だ!と思ってジャニーズへやってきた私らしい結末である。

そんな感じなので、これからも私はあまり変わらずにたぃぴちゃんかわゆいむにゃむにゃと言って生きていくつもりだが、ひとつだけ言いたい。










どうせ共演者なら
桐  谷  美  玲  が  良  か  っ  た  !!!!!!!!!!



シニカレ厨からは以上です。






美玲ちゃんほどの人が相手にしてくれるとはとても思えないけれども、攪上の女優だし、大好きなドラマの相手役なので、ルリ子良かったねえゲヘヘとか言って生きていけたら楽しかったのになって……
ほら私、美男ですねすーーーーーーーーーーーーげーーーーーーキライだから…
何なら鈴木京香の方がテンション上がったと思う(極論)