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帝劇版エリザベート


3ヶ月くらい楽しみにし続けてきた帝劇エリザベート行ってきました!
この日の役代わりは以下のとおり。
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城田トート×お花様シシィ×大我ルドルフでチケットをおさえて8/4になったんですが、まあその後の電車の運行状況がエリザベートよりよっぽど悲劇だったので別の日にすればよかったと後悔している…w

私はこれまで劇場でも映像でも宝塚版しか見たことがないので、どんなもんかなあと思いつつの観劇だったのだが、よく言われるように宝塚は御伽噺で、帝劇版は生身の人間の物語という感じは確かにした。
演出や演者はそれぞれ「これはこっちの方が良かったな~」というのがあって、同じものから同じ人(イケコ)がこんなに違うものを2つ作ったことがすげえな~ただのセカセカ歩くおぢさんじゃないんだな~って(笑)

おなじみのナンバーの歌い方の違いや歌詞の違いもおもしろくて、帝劇版のCDちょっと欲しくなっちゃった。
歌詞カード見て宝塚版と比べたいなあ。

ひとりひとりの話をすると、まず始めに城田トートのビジュアルの説得力がすごかった。
大きさが他の演者と圧倒的に違うから異形の存在だということがこれでもか!と思い知らされて、その異質さにちょっと寒気がしたくらいだった。
歌も期待よりもずっと良くて、手塚部長ってばご立派になられましたね…!!!
お花様があまりに華奢で小顔なせいもあるけれど、城田のあの大きな手が頬に添えられたときの「悪魔に喰われる」感とっても良かったです。トート閣下は悪魔じゃなくて黄泉の帝王ですけど。
みりおトートとシシィにあった紫の上計画的な空気とは違って、城田トートは例えるならば黒執事のセバス→シエルみたいな崇高な獲物を狙い続けてるっぽさがあったなあと思う。
結構アグレッシブな動作とか挙動が多いのに、登場はいつもヌルヌルしてるのがちょっと面白かったりした。
そのヌルヌルが余計に獲物を狙ってる感になってるのかな。
ルドルフのシーンは後述するとして、最後の方のマエストロのところ好きだな~あれはもう一回みたいな。
あの演出とっても好きなので宝塚版でもやってほしかった。
まあ、なんだ。
とりあえず城田でっかかった!(雑)
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お花様シシィは、これが伝説の……ハハァー!と跪きたいくらい。圧巻でした。
何ていうんだろう、乗り移ってるのか取り憑かれているのか実は本人なのか?っていう境目の分からなさがあって、どの年齢のシシィもちゃんとその年齢に見えるし、魂の叫びみたいな歌なのにはずさないところがすごかったなあ。
もうひとりの人は・・・あの難しいお歌はだいじょうぶなのかな・・・w
これが宝塚の100年さんか…と感動しきりだった。
少女シシィが可愛くって可愛くって、トート閣下ってば結構ろりこんだなって…w
実年齢を知っててなお少女に見えるんだもんすごいよねー。
宝塚版にはないシーンがあったからこそ、シシィの心情の変化が見えるようになるところも大きくて、やっぱり宝塚版の主役はタイトルロールではなくトートなんだなあって思ったりした。
宝塚版を見てのエリザベート像は王家のしきたりに耐えられないわがまま娘って感じだったんだけど、帝劇版を見るとあの時代にしては先進的な考え方をしてるだけのひとりの女だったんだな~と思えるようになった。
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京本ルドルフ大我ちゃん。
最高でした。
じゅったんの(暫定)シンメは本当にすごいな!!!
大我はお歌はうまいけど発声がというか発声に限らず全てが儚くて手折られそうっていうイメージが強かったのでちょっとドキドキしていたんだけど、良い意味で私の知ってる大我じゃなかった!
素晴らしい!
第一声の♪ママとー僕は似ていーる♪の声が、エッ?!これ本当に大我?!ってなるくらい劇的に違っていて、2幕が楽しみでしょうがなかった~~!
1幕はミルクではじめてのおつかいしてるのとっても可愛かったです。
見つけられるかしら?って思っていたけどあからさまにひとりだけ画素数が違っていたので迷うべくもなかった(笑)
知ってはいたつもりだったけど、大我ってとびきり美しい男の子なんだなあと思ったものです。
線が細いから最後まで少年にしか見えないというのはまあちょっとあったんですけど。
毎度毎度ジャニの子の舞台でいっちゃうんだけど、姿勢はどうにかしよう…。
現代っ子だからな~と思うけど、肩が丸まっちゃってるんだよね。
おびえの演技のときはそれでいいけど、そうじゃないときもカーテンコールのときもちんまくなってるのがちょっと見栄えが良くないなあと思って。
胸張っていきましょう。エーザイ


で、お楽しみの闇ひろからのルドルフの死。

宝塚版はトート閣下が背後から操る感じに手を添えて、ルドルフがバーンした後にキスして退場だけど、こちらはトート閣下とキスした後で抜け殻ルドルフが自らバーンするのね。
脳内の予定と違ったのでびっくりした。
ついでに言うと、ガチでキスしてたのにもびっくりした。
個人的な好みとしては、このシーンのモーションは宝塚版の方が好きかな~。
でもでっかい城田トートに持ち去られる大我ルドルフ良かったです!
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この日はなんと京浜東北が死んだ日だったので、エリザベートからもらった満足感が交通網大パニックで失せてしまい大変に悲しかったですw
もう1回行きたかったな~
育ルキーニさん見たかったな~