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NIGHTMAREの作曲者割合をカウントしてみた。

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「曲の感じ」を作曲者の違いによるものと仮定して、作曲者比率の違いからこれまでの流れを読み解いてみたい。
 
1.シングル別 作曲者比率
2.アルバム別 作曲者比率
3.時系列 作曲者比率
4.在籍レコード会社別 作曲者比率
5.CD音源化全曲のトータル 作曲者比率

 
注1:インディーズ時代のシングル3作は、後にインディーズベストアルバムに再録されたためそちらでカウント(なお、viceはデモテープのみでCD化されていないため除外、そしてサバトの存在は忘れていた…)
注2:共作の場合はそれぞれに0.5ポイントを加算
注3:「TO BE OR NOT TO BE」の作曲クレジットは「咲人・NIGHTMARE」となっているが、端数処理の都合から咲人のみにポイントを加算
※グラフの色は、昔懐かしのメンバーカラーバングルの色にて表示する
 
 
1.シングル別 作曲者比率
 
まず、これまでのシングル25作の表題曲+カップリング曲の作曲者比率から。
いつのまにやら25作も出ていたので、便宜上、レコード会社ごとで表示。
クラウン時代は咲人曲多めで、vap時代が瑠樺曲多め、avexでは瑠樺新弥と咲人で半々という結果に。
クラウン時代は、瑠樺曲は作詞作曲どちらも瑠樺さん/咲人曲は作詞YOMIさん作曲咲人という曲が多かったので仕事量を鑑みると半々くらいだったのかもしれない。
クラウン時代の貯金が大きいため、3社トータルで見ても咲人作曲が過半数を占めた。
 

2.アルバム別 作曲者比率
 
続いて、アルバム別の作曲者比率について。
こちらもレコード会社ごとに表示する。
なお、この集計ではシングルに収録されアルバムにも収録された曲もカウントする。
 
 
 
個人的なイメージで、インディーズ時代は瑠樺さん曲が多いと思っていたのだが、この時点で咲人曲が6割を越え、その後も概ね同じ傾向が続く。
構成についてのトピックスとしては、
①animaは咲人作曲が8割近い
②killer showの瑠樺作曲比率が最大(40%)というところか。
 
昨日の記事では、だんだんと咲人の濃度が上がってきている気がすると述べたが、アルバムを1作品として推移を見ると上記のトピックス2点以外では概ね咲人6割の比率は固定されている。
レコード会社別だと日本クラウン在籍時68%→vap在籍時59%→avex在籍時56%と、むしろ比率は低下している。
瑠樺作曲比率は30%超でほぼ一定であるため、この咲人作曲比率の低下は、柩・Ni〜ya作曲の増加に伴うものと思われる。
 
 
3.時系列 作曲者比率
アルバム発売ごとに時期を区切り、シングル表題曲+カップリング+アルバムのみに収録の曲をカウントする。
1・2でWカウントになっていたシングル・アルバム双方へ収録されている曲の重複を削除したもの。
 
 
anima期の咲人曲採用率がズバ抜けている。
前述のグラフ数値からも読み取れるとおり、この時期はシングルもアルバムもどちらも咲人曲が採用されていたのでその影響か。
その反動かのようにその後のkiller showからSCUMSまではこれまでで最も比率が低くなっている。
中でも面白いのが、killer showで咲人・瑠樺両名の比率が初めて半々になり、その後NIGHTMAREで初めて逆転したところ。
数値ではない話になってしまうが、この頃の瑠樺作曲が以前と毛色が変わってきたのでその影響もあるのかもしれない。
と、言いつつ「このは」あたりは昔ながらの瑠樺さんらしい曲だったが。
「DIRTY」や「Mr.trash music」あたりはこれまでの瑠樺さんからは出てこなかった曲に思えて驚いた覚えがある。
瑠樺さんといえば「勿忘草」「M-aria」というイメージからの「DIRTY」「WORST」という変化はなかなか衝撃的だった。
この頃の咲人の曲が冴えなかったかというと、ライブ定番曲になるくらいのものがいくつもあったので、バンドとしての方向性が当時の瑠樺さん寄りだったのだろうと思う。
その後の「TO BE OR NOT TO BE」「CARPE DIEM」では咲人作曲の比率が再び増え、今に至っており、この点だけをみれば大枠で私の仮説の「咲人濃度が高まった」という表現は遠からず、ではある。
 
 
 

4.在籍レコード会社別 作曲者比率
インディーズベストアルバム+シングル収録曲+オリジナルアルバム収録曲-重複カウントを、発売時の在籍レコード会社別に集計した。
 
在籍レコード会社別で見ると、日本クラウン在籍時は咲人作曲比率が高く、vap在籍時は瑠樺作曲比率が高いことが分かる。
vap移籍以降、ジワジワと柩・Ni〜ya作曲が増えてきていることを鑑みて、それらを除いてみると、vap在籍時・avex在籍時ともに2人の比率は咲人60%:瑠樺40%であった。
 
昨今の楽曲は咲人の色が強いので、咲人作曲の比率が大きくなったのではないかという仮説の元、集計を始めたが、実際には日本クラウン在籍時が飛びぬけて高いほかは、むしろ全体での比率は低下しつつあるということが分かった。
 
マジカヨ。私の体感マジ信用ナラナイ。
 

5.CD音源化全曲のトータル 作曲者比率
オマケとして、CD音源化全曲における作曲者の割合。
シングル収録曲では瑠樺42%:咲人55%だったが、全曲だと瑠樺34%:咲人61%となった。
やはり瑠樺作曲はシングル曲に多いようだ。
 
 
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と、まあ私の「最新のNIGHTMAREは咲人濃度が高い!きっと咲人曲が増えたんだ!」という仮説はハズレで、avex移籍後の作曲数で言えばむしろ以前よりも咲人濃度は薄くなっていた。
(最新2作では取り返しているが、以前の水準に戻っただけである)
では何故、咲人濃度が濃くなったと感じたのだろうと考えてみると、瑠樺さんの曲と咲人の曲という2つの方向性が徐々に近づいてきているのかもしれないと思う。
確かに、以前よりも「これ絶対瑠樺さんの曲だわ3秒聞いたら分かるわ」という曲は徐々に減ってきているような気がする。
昔は絶対間違ったりしなかったけれど、最近は「これ咲人の曲だろうなあ」とアタリをつけてブックレットを開いたら瑠樺さんだった!というようなことすらある。
そう考えてみると、個々のやりたいものの方向が同じではないけれど近しいというバンドにとっては良い状態なのかもしれないと思う。
 
とはいえ、LSNやグレムリンの曲を聴くと「これwめっちゃ瑠樺さんwww」とか「これすごいみっちゃんだわ〜」とか思うので、多分あの二人は「自分がやりたいもの」を「NIGHTMAREでやりたいもの」と「NIGHTMAREではちょっと違うけどやってみたいもの」にキチンと分けられていて、それで後者をソロプロジェクトでそれぞれやっているのではないかなと思う。
二人の個々の活動にいろいろ言う人もいるみたいだけれど、私はこの集計をしてみてむしろ咲人の方が心配になってしまった。笑
 
咲人以外のメンバー、とりわけ瑠樺さんはやっぱりNIGHTMAREというバンドの活動において咲人を尊重しているなと感じるので、それで咲人が自分のしたいことが出来ていればいいけれど、そうじゃなくなる時があったら怖いなあと思う。
やっぱりNIGHTMAREっていうのは何だかんだで咲人あってこそなところはあって、あの人はアイドルグループでいうところの大エース様なんだよねきっと。
なので、これからも大事にしてほしいなとは思っている。
 
川崎以来あーだこーだ言ったけれども、結局のところいま「早く代々木行きたいな〜」ってわくわくしているので、私はやっぱりNIGHTMAREのことだけは一生嫌いにならないんだろうなと思うのでした。
 
バンギャ一辺倒から一度解脱して普通のバンドに行った結果、馬鹿ノリが最高!楽しい!ってわけでもなくなってきたので、最近の煽り曲の外タレっぽいノリが割と肌に合うようになってきて、これはこれで楽しいなと思ったりもするし。
とはいえ、私は長く通ってきて振り替えると、デビューまでの上にいくしかない!みたいなCPU(クレイジーパーソンウナギノボリィw)な盛り上がりをおいておくと、ツアーが楽しくて楽しくて気付いたら全通してた!なんてのは「killer show」「majestical parade」の2作だったので、瑠樺さん曲が多ければ多いほど楽しかったんだなということも分かってしまったのでした。
 
しかし…『TOUR CPU 2004GHz』がCPU=Crazy Person Unaginoboryだったり、『WINTER TOUR 2013 Dizzy is not Zozzy!』みたいなうまいこと韻踏みやがって!みたいなことをやったり、本当オモシロが絶えないバンドだよね…w
かつて彼らが「ナイトメア」だったころの良さって、「田舎出身の結構イケメンのヤンキー兄ちゃんたちがちょっとダサくてカッコよくてすげえオモシロ」ってところだったと思うので、最近の洗練されてアーティストになってきた感じは楽しいけど寂しいな〜と思うところはあるのでした。
私はねえ、瑠樺さんの、「仙台人的には『やべえ!東京民ぽい!カッケぇ!』だけど東京人には『田舎のヤンキー』にしか見えない」ってところが最高に魅力的に思ってたんスよ。
 
ハッ!
ちょっと地縛霊出てきたんで除霊しますね。
南〜無〜

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