ぱられるぱられるルルルルルー

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あなたのことはそれほどから始まる自分の半生大反省会


糞ドラマの予定だったのにどうして私はこんなことに。
毎週、火曜22時のために生きているので週の前半でバッテリー切れを起こす日々に疲れてきました。うふふ。

翌日は、お局様に「ねぇ!見た?!美都!クズ!」って言われて一日がスタートしたのですが、ぶっちゃけ!ぶっちゃけ私!美都のこと別にクズだと思ってない!真っ直ぐ素直に正気だとすら思ってる!それが狂気だと言われたら確かにそうなんだけど!w
正しいことをしていないイコール『クズ』ではないと思うんだけど、みんなドン引きなのでびっくりする毎週。
だってみんなそんなに正しく生きてるの?そういうもんなの?w

「逃げ恥」や「カルテット」のときと違って今回は傍観者になれないで見てるから、終わってからの寝つきも悪いし、翌朝10時半くらいに机に突っ伏して髪をかき乱しながら「あ~~~~~!!!!!」って奇声を上げたくなる。ちなみに寝つきは悪いが睡眠の質はいいので水曜日は体調が良い!めっちゃ元気!
結婚してもいないし、不倫してもいないししたこともないんだけど、初恋の処理の仕方を間違えた女のドラマとして感情移入せずには観られない。
昨日の放送で、陶芸教室の佐藤さんとの会話で「出会い系なんかとは全然違う。だって有島くんだもん」ってな心の声があったけど、結局のところアレに尽きる。
世の中のどこにだって格差があるように、多分どの人の心の中にもその人の作ったカーストがある。
美都の心の中にあるカーストは、中学生からずっと有島くんが一番上で、というか一番上通り越してもう鎌倉五山京都五山の上にある別格本山みたいになっているんだろうな。
私の男も同じ場所に置きっぱなし。間の失踪インターバルも入れると18年。エッ、キモッ。入れなくても10年?まじかよ・・・
14歳の生命エネルギーって本当にすごくて、自分で自分にかけるおまじないや呪いの類がすこぶる強い。
その上、私は一本気な女なので、自分にかけた呪いを自分で解くことがもう出来ない。やろうと思ったけど出来なかった。
数年前に何かよく分からない残念な人が私のことをとても好きだったので、まぁいいかと思って2番目にすら好きじゃなかったけど結婚しようとした。
私の男とはなんら関係なく、やっぱやだわって思ったので破談になったけど、あのまま結婚していてその後いまと同じように私と私の男の距離感が元に戻っていたら、多分私は美都と同じことをすると思うし、その当時にお互い結婚してる状態で今くらい仲良くしてたら多分ヤれたなって思う(笑)
逆にいま、しようと思えば踏み出せるしそこに何の問題もないのに踏み出さないのは、私も私の男も結婚していないからこそいろんな問題を単純化できないからだ。ってのは言い訳なんですけど。
本当の本当の言い訳をすると、私はやっぱり私の男の常連でいたいんですよ。TOの座を捨てたくないの。

女としてのナンバーワンよりファンとしてのナンバーワンに価値があるの。
それはともかくとして、話を戻そう。

美都にとって、有島君は別格本山で、物理的にも思い出としても大切なわけですよ。
だって一番だからさ。
で、そんな有島君が結婚した相手がどんな人なのかって気になるんだそりゃ。
陶芸教室はともかく、その後のお宅訪問はさすがにルール違反だあれはと思うけどしたくなる気持ちはとても分かる。
たとえば有島君の奥さんがいわゆるキラキラ女子系のいかにもスクールカースト上位の有島君に釣り合うような女だったら、逆にどうでも良かったかもしれない。
分かりやすく、「あーこれには勝てない」って思えるくらいの人だったら勝負を挑もうと思わなくなるかもしれないし、匂わせも大概にするかもしれない。
勝つことより、今の関係を続けることに高い価値が持てるし、叶わない相手と戦ってひと筋の繋がりを失うより、別のベクトルの存在として自分をちょっとでも良い位置に置かせることに注力する、私だったら。
でも、有島君の「ウチの」はそうじゃないところがまたイヤなところなんだよね。
麗華は聡いし賢いし、有島君の生かし方も殺し方も分かっていてたぶん生殺与奪を握ってもいる。
でもそれって、ちょろっと会ったくらいじゃ伝わってこないから、美都は絶対にこの女のことは認められないと思う。
麗華のことを元々知っている同級生すらあの反応なくらい、元々パッと見て「お似合いのふたり」ではないタイプの夫婦だし。
私、BiSHイチの名曲は「ウォント」だと思っているクチで、あの曲でいう『君の隣で歩いている見た目重視で少しバカで君に似合いの可愛い子』って歌詞そのものの子が有島(嫁)だったら、違ったんだろうなって思うんだよね。
見かけ重視の嫁であってほしい人と、そうじゃなくあって欲しい人がいると思っていて、それって多分、自己評価の高低で見方が違うんだと思う。
私は、自分の見かけよりは中身の方がまだ評価が高いと自分では思っているので、私の男の元嫁が見かけ重視の可愛い子でだいぶホッとしていた。アイツやっぱ馬鹿だな~って。
いま思えば、そう思えただけ幸せなんだろうなって思う。
それでも離婚しますようにって日々呪ってたし、離婚したときは友だちと祝いじゃー!って豪遊したんだけど。
嫁のfacebookを監視しながら離婚しますようにって毎日毎日呪ってたけど、離婚してどうしてほしかったわけでもないし、離婚した今もどうなりたくもなくてどうもなってないので、結局のところどうかなりたくはないんだよね私は。
実は美都もあんまりそこらへんは深く考えてないというところが私はとてつもなくこの物語が好きなところなんだよなあ。
あなそれ原作の美都がもし「離婚して私と結婚して」って言って追いすがるような女だったら、ここまであの漫画を好きにならなかったと思う。
来週あたりで原作に追いついちゃうだろうし、原作もこの後は不明だからいよいよどうなるか分からないところに差し掛かって。
さて、この後どうなってほしいかなと考えると、私は美都の自分なりの幸せな結末がそこにあればいいなーと思う。
あの女の感性だと、たぶん有島君との浮気のせいで離婚してもそれは別にどうでもいいことかもしれないと思うから。
離婚したことよりも、有島くんと居たことの方がきっと随分、人生の中でのポジションが上だ。

来週、私の大好きな「あの日に戻れたらどうする」のくだりがあるかなー?と思うので、あのシーンを実写で見て自分は何を思うんだろうというのを悶々と考えています。
早く火曜日になぁれ。