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NIGHTMAREを嫌いになったわけじゃない

いまアイドルより宝塚より刀剣より私をアツくさせるもの。
それは瑠樺さん。というかLSN。

すっかりナイトメアには縁遠くなってしまった私だけれど、いや、むしろ縁遠くなってしまった私だからこそLSNがとっても楽しいんだろうと思う。
年末の川崎・代々木で久しぶりにNIGHTMAREを見て思ったことがあった。
ああ洗練されたなあって。
私の大好きな5人の近所の兄ちゃんたちは、イキっててもちょっと田舎っぽくて、「あーこの人たちきっと田舎のヤンキーあがりだな~」って大人に思われちゃう感じだったと思う。
私はそのほんの少しの垢抜けなさに安堵感を覚えていた。
たまたま同郷だから、というのもあるけれど、私自身がどうも垢抜けきらないというかやっぱり都会の子じゃないなあと日々思って東京に働きに出ているので、同じ頃に上京してきて大活躍を果たしつつもやっぱりどこか背後に上京物語が見え隠れするようなそんなところにほっとして、勝手ながら一緒にがんばっているような気持ちにさせてもらっていた。

最近のCDを見てもLIVEを見てもすっかり垢抜けたなあと思う。
完成度とかいう勝手な物差しで言えば、以前よりもきっとずっとカッコいいはず。
けれど私は、東京に行きたいっていう若者の初期衝動だけでCPU(Crazy Person Unaginobory!)的に無我夢中で我武者羅で、何と闘っているのかよく分からないけれど闘っていた彼らがとても好きだった。
これも完全な私の主観だけれど、今の彼らが闘っている相手はなんとなく朧気に、一介のファンでしかない私にも姿が見える気がする。
NIGHTMAREの世界観と中原中也の世界観を私はずっと似ていると思っていて、そんなところを愛していたから、先に大人になってしまった彼らに対して少しだけ悲しい気持ちがある。

ところがどっこい。
LSN(とグレムリン)はといえば、相変わらず全力で田舎のヤンキー兄ちゃんたちのバンドである。
グレムリンは対バンでしか見ていないのでえらそうなことはいえないけれど、徹頭徹尾!生涯厨2の柩くんそのものであった。
そしてLSNは瑠樺さんだった。
私は、ふたりのソロプロジェクトは、彼らがNIGHTMAREであり続けるためにやっていることだと思っている。
カッコイイバンドになったNIGHTMAREには似合わない泥臭さやチャチさ(褒めてるよ!)がそこにはあるから。
垢抜けた顔で表舞台に立っていても、本質が変わらない二人が見えるような気がする。
良い意味で彼らはいつまでも少年…違うな…22歳くらいなのである。
少年ほどまっさらでも我武者羅でもないし、いい加減大人にならなきゃいけないことも分かっているけどなりたくはない、そんな年頃なのである。

とかなんとか言ってみたけれど、結局のところ私はLSNがとても楽しい。
理論ではなくて、体感的に楽しい。
『異文化コミュニケーション』、そんなツアーがかつてあったけれどあの頃くらいにひっちゃかめっちゃかだ。
私は女はべらせてる瑠樺さんも好きだけれど、男連中から慕われてる瑠樺さんが好きだから余計にそうなのかもしれない。
あくまで個人活動であるので、次いつ見られるかは分からないけれど、私はLSNがとても楽しい。
できればもっとやってほしいけれど、NIGHTMAREは大事にしてほしい(笑)
つくづく我侭なファンだけれど、これは麺も麺ならファンもファンってやつで、瑠樺さんに似たのだ。
と、いうことにしておく。