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早く三十路になりたいな。の巻

若かりし頃、バリッバリに頭の悪い女子高生だった私は、「いやいや25越えたら産業廃棄物でしょwwwww」みたいなことをよく言っていた。
当時(2000~2003)は女子高生がやたらと元気な時代だったので、「女子高生」の称号に大きく価値を感じながら若さを消費していたような気がする。
だから女子高生でなくなり、女子大生でもなくなり、若い女性社員でもなくなってくる25歳以降というのをいわゆる「詰んだ」状態だと感じていて、いつかくるから仕方がないけれど、やだなあと思っていた。

で、もう数ヶ月で私は三十路に突入するわけですけれども。
率直な感想を言うと、30歳女性になることが思っていたより嫌ではない。
むしろ早くなりたいとすらちょっと思い始めている。

自分が若かったころは、30になって嫁にも行かず仕事をしてる人=残念っていう固定観念があったけれど(今も無いとは言えないけれど)、職場で男にはならないように気をつけつつあるものの、男性陣と肩を並べて出世コース争いをするのは意外と楽しいし、案外自分には会社員というお仕事はあっているように思う。
学生時代は得意なこととそうでないことの差が大きい子だったから難儀だった部分もあったけれど、社会に出てみたらどの仕事でも楽しみを見つけられるし、それなりに成果を出すことも出来るので達成感が持てて楽しい。
家庭に入って子育てをしている同級生をうらやましいなあと思うことは多々あるけれど、自分は仕事が結構楽しいし、それで稼いだお金を好きに使っているから、これはこれでいいなあと思えるようになった。

…っていうようなことをいうと、年取ってから後悔するとよく先人たちはいうけれど、私はあんまり恋愛が楽しめないタイプだし、他人と共生するのがつらいタイプなので、別にひとりでもいいなあって思う。
日ごろTLでは自由気まま思うがままのゴーイングマイウェイ女だけれど、それゆえに子どものときから「出る杭」として打たれ続けてきたので、実はそうならないように周りを見回すことに頑張り過ぎるタイプ。
あんまり積極的に人を誘わないのは、自分の部屋で傍若無人に自由気ままに生きてストレス発散したいからである。
そんな感じなので、彼氏がいてもあんまり会いたくないし、四六時中連絡とるとか本当耐えられない!自分の部屋がなかったら同棲も結婚もしたくない!
こういう性格なので、たぶん年を取っても今の暮らしに後悔はないだろうし、ちゃんと自分は自分でマイペースに歩いていきたいなあと思う。

旦那と子供と郊外の赤い屋根のおうちに住んでシルバニアファミリーのように暮らしたい気持ちはやっぱりあるけれど、それが自分にフィットする形かっていうと違うなあってことに今になって気付き始めた。
上記のようないわゆる「女の幸せ」を掴むためにはそりゃあ若さを武器に出来る間に相手を見つけるべきだと思う。
でも、そうじゃないなら、カッコイイ大人の女を目指すなら30代から先の方がきっとやることがたくさんあって、目指す方向性も広くていいんじゃないかなって思って、早く30歳になりたいなあって思う。

振り返ってみると、10代の自分のことは大好きだったけれど、20代の自分のことはそんなに好きじゃなかった。
20代の自分が、誤って合わない型に自分を押し込めようと頑張り過ぎていたから。
20代OLってこういうもんでしょ?とか、ジャニオタってこうするもんなんでしょ?とか、自分がやりたいようにやってそうなったんじゃなく、その形にならなくちゃって思いすぎていた気がする。
私は平凡なフツウの人間だけれど、それは平均値の集合体に近い人間とは違うのに、それが分からなかったなと今になって思う。

20代になるとき、自由の翼をもがれるような、嫌だなあって感情が先に立って、それで10年間を過ごしてしまってやっぱり冴えない10年だったから、この次の10年はこうして期待をもって迎えられることをとっても良いことだと思う。
細かい話をすると、「30になっても結婚できない女」っていうレッテルはやっぱりあるから、何かひとつしくじる度にそれを振りかざされるだろうことが厄介だなあとかそういうものはあるけれど、根拠のない自信として、上手くいく気がするからこのままで生きたいなーと思う。
33歳になったら黒沢明彦くんのような可愛い後輩が出来るかもしれないし?!
アネゴって呼んでくれるかもしれないし?!
以後、気をつけま~~~~~~す?!

あっきー。結婚してくれ。

(こんだけ長文書いてまさかのどんでん返し)












行くあての無いたびに出るような日々
見せかけばかり飾りに飾られたこの街で
影も形も無いのに胸で掴む何かがあるでしょう?

青い翅を持った蝶が今 目の前を通り空に昇った
たったそれだけ何気ない日常の情景
何も意味を持っていないようなことにもヒントが隠されている
見つけられれば何かが変わるはず

人を傷つけ傷つけられていた
そう嘘をこぼして身を守ろうとしたあの頃は
いつも歩調を合わせて合わない型に自分を押し込めてた

辛い気持ちばかりがあふれて怖くてだんだん動けなくなる
泣きたいほどに押し込めていたものはもう
アルバムにそっとしまっておこう今は新しい景色を探そう
同じ写真の焼き直しはいらない

誰かを傷つけたくないから何もかも心にしまいこんだ
それでは何も変わらないのはわかってる でも
頭じゃわかっているんだけど思うように体が動かない
そんな自分が好きになれなかった

明日の明日もその明日も同じ日々の繰り返しだなんて
つまらないだろう生きる意味が見えない ねえ
ありふれて呆れてしまいそうな言葉の綴りは好きじゃないけど
ここに置いておくよ必要になるときがあるから

morpho/ナイトメア